先週、マレーシアのクアラルンプールに滞在してて、「日本という国はほんとに変わったよね」とあらためて認識しました。
私が海外旅行を始めた1980年代、どこに行っても日本企業の看板を見ましたが、
それらの大半は、自動車、精密機器、家電メーカーのものでした。
ソニー、パナソニック、シャープ、キヤノン、トヨタ、ホンダ、ヤマハ・・・
でも、今回クアラルンプールで見た“日本”は、それらとは大きく変わっていました。
もはやそういった家電・自動車メーカーの看板を、あちこちで見かける状況ではなかったのです。
代わりに目に入ったのは、寿司からラーメンから菓子パンまでの様々な日本食。
アパレルや雑貨店、キャラクターや漫画から、“ベスト電器”↓まで・・
アジアの若者にとって、もやは日本は自動車とカメラとテレビの国では無いのかもしれない。
アジア在住の方から、「こうなってきたのは、ここ 2,3年に起こった大きな変化です」と言われました。
若い人が減り続ける日本市場にたいする危機感が、もともと輸出企業ではない内需型企業の、アジアへの進出ラッシュを後押ししているのかもしれません。
「マレーシアはいろんな国に占領されました。日本にも侵略されました」という人もいれば、
昔と同じように、「日本はハイテクの国。ソニーもトヨタもすばらしい!」って人もいました。
一番うれしかったのは、
「日本人はマナーが素晴らしい。知ってるか? タクシーの中にゴミを残していかないのは日本人だけなんだ」
と、タクシードライバーに褒められたこと
“日本”という国の新しいイメージは、
一部の大メーカーだけではなく、
旅行者も含めた私たちみんなが作っていくものになったんだなと、
理解した瞬間でした。
そんじゃーね