今から 10年くらいの間、日本経済の足を引っ張る可能性がある要因には、どんなモノがあるんだろうと考えてみました。(順不同)
・原発停止によるエネルギーコストの増大&貿易赤字の拡大
・岩盤規制に負けて構造改革が進まない。既得権益温存
・限界集落の消滅、地方の衰退
・財政赤字 (その結果としての国債暴落や円暴落)
・財政難による公共サービス、公共財のクオリティと福祉レベルの低下
・グローバル企業の課税回避による国の税収低下
・政治の保守化、世論の右傾化
・グローバルリーダーが育たない、スティーブ・ジョブズみたいな人がでてこない
・大規模な国際サイバーテロやサイバークラッシュの可能性
・経済的な格差の増大、貧困層の固定化
・日本の大企業の国際競争力の低下
・生産人口の減少による人手不足の拡大
・高齢化による介護負担の増大
・貧困高齢者の受け入れ場所不足、孤独死の増加や、貧困高齢者集住施設のスラム化
・高齢化に乗じた犯罪の増加 (振り込め詐欺や、認知症の人の財産詐取など)
・自殺率の高止まり メンタルヘルス問題を抱える人の増大
・近隣諸国との緊張の高まり、局地的な武力衝突の可能性
・社会テロ(オウム的なものや、食品工場で農薬を混入させるような事件)の発生
・大規模な自然災害、結果としての首都機能麻痺や、原発事故による特定地域の大汚染
・なんらかの感染症の大ブーム(人、家禽)
・ドラッグの蔓延。それに由来する犯罪、事故の多発
・貧困地域の荒廃(スラム化)と治安の悪化
・他にもあるかな? 適宜追加しますね
誤解のないように。あたしは日本経済の先行きが暗いとは思ってません。単に「社会の不安要因、成長の阻害要因って何があるんだろ?」って考えてみただけです。
で、この中であたしが一番たのしみにしてるのが「生産人口の減少による人手不足の拡大」です。なぜなら、これこそが日本のいろんな問題を一気に解決してくれそうだから。
ここんとこ、人手不足感はものすごく顕著になってます。特にひどい人手不足に陥っているのが下記のような分野
1)建設現場
2)介護分野
3)小売り・飲食分野
4)軽作業(配送やピッキング、弁当工場や食品加工工場、農作業の補助など)分野
ファミレスとかコンビニとか、消費税が上がってから軒並み高級化路線に舵を切ってるけど、消費税アップ分だけじゃなく、バイトの時給アップ分も価格に上乗せしようと思ったら、もう「低価格で大量に売って儲ける」モデルが難しくなりつつあるんだなと感じる。
このまま問題が進行し、なんの解決策も打たれなければ、モノや価格の値段がどんどん上昇し(てか、低価格品の供給がストップして、貧困層の生活が圧迫され)、安全性に問題のある施設や商品、サービス(超高齢ドライバーのタクシーとか!)が増え始めるんだけど、
社会ってのは「なんとか問題を解決しよう!」っていう方向に動くので、
最終的には、
1)海外からの労働力の輸入
海外の労働者に、日本を選んでもらうための各種法制度の整備
2)ロボット化・自動化( I T 化)の進展
3)パワードスーツや自動健康チェック装置など、高齢者やハンディのある人でも働けるように補助&支援する機器の進化
4) 労働条件の改善。特に、短時間フレキシブル労働(在宅労働含む)の進展
5)低付加価値商品やサービスを手がける企業の、市場からの退出
6)労働生産性の向上(仕事のやり方自体が見直される)
などが起こるはず。
つまり長期的には、なにひとつ悪いことは起こらない。良いことばっかり。
問題って、ほんとーに社会をよくするよねって、痛感した。
そんじゃーね
★こっちもおもしろいよ。併せて読んでね!★
・国が貧しくなるということ
・日本がやるべき10のコト