それぞれの時代

昨日のエントリの続きっぽく、各年代って何をするべきだったと思っているか、先のコトも含めて書いてみるです。あくまで、ちきりん考えるところの理想であって、現実でも“答え”でもないです。



(1)生まれてから15歳くらいまで
とにかく愛されて育つこと。これが大事な気がする。それだけで十分な気がする。誰かから、無償の、無条件の、無限の愛情を与えられて育ちたい。そうできたら幸せだ。


(2)16歳くらいから25歳くらいまで

好き勝手に生きればいいと思う。傲慢に、身勝手に。

世界が自分を中心に回っていると誤解してればいいと思う。「できないことはない!」と断言できるくらい世間知らずで、自信家で、視野が狭くて、強気で、いいんでないかな。そういう時代ってあっていいと思うのだ。後から考えると顔から火が出るほど恥ずかしい、いろんな経験をすればいいと思う。

後先考えず、熟慮も計画もなく、突っ走ってしまえばいい。多感な時期だから、泣いたりわめいたり大笑いしたりすればいい。無理に大人びず、わかったような振りをせず、まじめに人生に悩み、まじめに世界平和を考えればいい。

ブレーキのない10年間であればよい。


(3)25歳くらいから35歳くらいまで

人生で、一度だけ頑張らなければならない時があるとしたら、ここかなと思う。働いてる人も子育てしてる人も人生模索してる人も、皆同じだよね。ここが踏ん張りどころだと思う。

世間に対して、人生に対して、「あたしはこーなのさ!」ってのを確立するための戦いの時期だと思う。ひとつ前の時代と違って、甘いも酸いも経験しないと乗り越えていけない。現実と理想をない交ぜにして飲み込むべき時代だと思う。

自分の人生が「自分以外の人に持つ意味」を考える時期かもしれない。生まれて初めて、ブレーキを使い始める時期だと思う。いや、ハンドルも同じか?とにかく、「コントロールする時期」だ。


(4)35歳くらいから45歳くらいまで

ここは「格差の時代」だと思う。ここまでの過去が問われる時期。

一つ前の時代から「加速度付いちゃった人」がいる。突っ走って突っ走って「あれっ?オレ、昨日35歳だったのに、明日はもう45歳だよ?」みたいな人。大きくジャンプする人もでる。今までは普通の会社員だったのに目覚めちゃって、リーダーになっていく人。

一方でこの10年を惰性ですごす人もでてくる。「ルーチン」に流れてしまう人。「オレの人生はローンを返すためにあるんだな〜」みたいな感じ。「あたしの人生ってなんなんだったんだろ〜」みたいな感じ。喪失の時代と感じる人もいるだろう。

あきらめを抱いて眠る人もでてくる。やたらと人生を総括したくなる人もでてくる。この時期で初めて「人生が複数にわかれる」気がする。


(5)45歳〜55歳まで

ああこれだ、ってものが「確信できる」時代なんじゃないかな。それが仕事だ!って人もいるだろうし、やっぱ家族だった、と思う人もいるだろうし。仕事でも家庭でもないさ、って人もいるかも。諦観に近い人も。

なんつーか「ああ、こういうもんだったのね、人生って」ってわかっちゃう時期なんじゃないかと思う。


(6)55歳〜65歳まで

ひとつを除いて他には何もいらないや、と思う時期かなあ。自分にとって大事なモノが明確になると思う。んで、それ以外は要らないなってわかりそう。

あと、結構じたばたする時代かもしれない。ピークを過ぎたことを(実際にはもっと前に過ぎているのに)初めて、否定できないレベルで突きつけられる時期なんじゃないかと。それで失敗する人も多いよね。

起業家とかで、この時期にいきなり血迷って「息子に継がせたい」とか思い始める人がいる。血迷う時期なのかもしれない。


(7)65歳〜

生きていることにとても感謝すると思う。今だって「生まれてこれただけでもラッキー!」と思っているちきりんとしては、もし65歳までも生きられたら本当に幸せだ。

もう何も所有したくなくなるだろうな。こだわりがなくなると思う。安心して生きて行ければいいなと思う。それとも反対に執着が増すのだろうか。わかんない・・・宗教的な、哲学的な境地に入るか、もしくは、子供に戻るかどっちかな気がする。できれば子供に戻れる環境であったら、どんなにすばらしいだろうと思う。


以上です。



最初は「こういう時代であるべき」と思うことを、と書き始めたけど、途中で「こんな感じの時代なんじゃないか?」という想像になってしまいました。


んではね!