教えられそうなもんだけど・・

さっきクローズアップ現代かな?で、今後導入が検討されてる「18歳未満の人の携帯電話契約時に、アクセスできるサイトについて購入時から制限をかけておき、親の同意がないとそのアクセス制限をはずせない。」という規制についての解説をやってました。

この規制、携帯電話の若者向けコミュニティサイトの運営会社、特にとあるベンチャー企業なんて「この事業の価値だけで企業価値の8割です」みたいな会社なわけで、そーゆーとこにとっては「死活問題」なわけです。で、すごい反発をしている。

で、総務省も押されて「規制は検討しなおすかも」みたいな話になってます。


最近ね、mixiの規約改正の取り消し問題もだけど、こういう「文句言われたらやめます」みたいなの多いよ。そんな簡単に変更するってことは「最初に“この規制を始めたらどーなるか”を考えてない、考えきれてない」ということだと思うのよね。

一年くらい前の経済産業省の中古の電気製品の安全マークみたいなのに関する法律もそう。結局、法律を骨抜きにして事実上とりやめたわけですが、この3つの例の共通点は、最初に、「これをこーしたら、何が起こるか?」を考えてない、ってことです。

考えていたけど敢えて踏み切った、ではないのよね。不満や文句がでてから「あっ!そーゆーこと言ってくる人がいたんだ!」と気がつく、って感じなんです。で、“考えてみれば”あきらかに文句を言っている人の方に理がある。で、すぐに「考え直します」と言ってしまう。

なんじゃそれ?

です。


言われたらすぐ「相手の方が正しい」と思えるようなことくらい、最初に「想定しておくべき」でない?


上記3つの例のうちふたつが役所なんで、「役所ってのは世の中を知らん人が多いからね」ってことなのかもしれない。でもmixiまで?と思うと、ちょっと「なんだろね〜」と思う。

いや実は、これができない人、最近おーいだろ?と思うのだわ。んで、別に教育のせいにする気もないけど、こういう「これをしたら、何が起こる?」とかいうことを考える癖を、そういう練習を、もーちょっとどっか早い段階でやっといてほしいな〜と思うちきりんであります。

そういうの自分も学校で習った覚えがないので、みんな自分で身につけろということか、もしくは会社で教えるもんなのか??

学校で教えるの、可能な気がするのだけど。ゲーム的にさ、“はーい、こういうルールができたとしましょう。どんなことが起こると思いますか?じゃあ、グループ毎に違う人物の立場になって考えてみましょう!”とかいう授業。おもしろそうじゃん。


ねえ


そんじゃね!