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モルジブに行く前にバンコクに3日ほどいたんですけどね、バンコクといえばタイシルク、タイシルクといえばジムトンプソン。なんだけど、NaRaYaって知ってます?ジムトンプソンの廉価版のお店って感じかな。小さなポーチがJTでは3000円、ナラヤなら500円です。

ちきりん、バンコクはたぶん5,6回訪れているのですが、バブルの頃はジムトンプソンの店は日本人でごった返して新宿駅状態でした。ナラヤもそこそこ混んでたけど日本人は多くなかった。


今回・・・ナラヤは大混雑。
誰で?
中国人の団体観光客さんでいっぱいでした。
その行動、プラスティックの買い物かごにガンガンシルク小物を放り込み、一種殺気立ってる感じ、は、バブル期のジムトンプソンの店での日本人と全く同じように見えました。

じゃあジムトンプソンの方は?と見に行ったら、がらがら。ありゃりゃ、日本人もいない。最近ジムトンプソンは「ブランド化」をすごく意識してて、小物も売ってはいるけどメインの商品はシルクの布。洋服やインテリアファブリックのオーダーメードに軸足を移している。店もちょっと敷居の高い感じになってます。

奥の方にお客さんが・・・見ると、“頭からすっぽり黒い布”をかぶった女性が3名。布を選んでた。



ほ〜なるほどね〜。

今ジムトンプソンの布で、服やカーテンをオーダーする経済力ってのは、そういうことなのですよ。

★★★

モルジブに移った。

最初の日にホテルのシステムの説明会がある。(モルジブのホテルは、多くがクルーズ船と似た感じのシステムなんです。)

グループが言語別に別れて説明を受けることになった。日本人はほとんどいない。(というか、この日の到着組では私たちだけ)というわけで英語グループで説明を聞くちきりん。

ところが、英語組とは別に“すごい多くの人がいるグループ”がある。英語組の倍くらいの人。英語グループより多いってどこの国???と思ったら・・・ロシア語グループ!


ほほお!!



英語組にはドイツ人やらイタリア人やらフランス人(と私たち日本人2名)。ドイツ人が「ドイツ語の説明はないの?」と聞いていた。ガイドが言った。ないんです。と。

英語とロシア語のみ。


ほへ〜

★★★

そう。ロシア人だらけでした。モルジブ。すんごい数のロシア人。ガイドもロシア語の人がガンガン雇われているようだった。


ホテルの部屋にある「紙に書いてある説明書」には、英語、フランス語、ドイツ語、そして日本語だ。昔は(バブル時期は)日本人も多かったのだろう。モルジブは2回目なのだが前にちきりんが来た時もバブル期だった。そうね、確かにあの時はもっと日本人がいたと思う。
ちなみにこの紙の説明書にはロシア語はない。

浜辺にある「板でできた掲示板」。各国語で、明日のイベントが張り出されている。その木の掲示板には、木工細工で「English」「French」「Italian」、「German」と作ってある。

そう、この木工細工付きの木の掲示板は、日本人がモルジブに来るようになる“前に”作られた、ってこと。もちろんロシア語もない。


木工細工付き木の掲示板・・・モルジブが欧州人だけの楽園であった時代に作られた。
部屋の紙の説明書・・・日本人が押し寄せた“Japan as No.1”時代に作られた。
ガイドのおねーちゃん・・・ロシア人が押し寄せ始めてから雇われた。


しかも、ロシア人の訪問客はハネムーナーとは違い、子供を連れた家族づれも多い。これも彼らの余裕を表している。ハネムーンだったら、みな、それなりの予算をつぎ込む。(だから来ている韓国人カップルはみなハネムーナーっぽい。ちなみに中国人はほぼ見なかった。)でも、家族旅行にかけられるお金はハネムーンの予算よりかなり低くなるのが普通だろう。


そして今、“家族旅行でも”モルジブに押し寄せることができるロシアという国。


なるほどね〜。


世界経済が、報道されている通りに現実である、ということを直接、自分の目で見ることができたのは、ちょっとおもしろい経験だった。


20年後、モルジブにはどこの国の人が?


インドか?中国か?はたまた?




是非また行ってみたいもんだすね。

んじゃ。