ファンタジーの世界に生きる

スタジオジブリ映画“借りぐらしのアリエッティ”の宣伝を見るたびに「コロボックルだ!」と思います。

床の下に住む小人の物語りといえば、ちきりんにとっては“コロボックル”以外あり得ない。

何を隠そう、“おちゃらけ社会派“になる前のちきりんは“キャリアウーマン”で、その直前は“ちゃらんぽらん留学生”、その前が“バブルの株屋”、さらにその前は“旅する水商売系の大学生”だったんですけど、

さらにその前は“こましゃくれ社会派中学生”で、そのまた延々と以前には“ファンタジスタちきりん”だったんです。


子供の頃の私はファンタジー小説ばかり読んでいて、どっちかいうと現実ではなく“そっちの世界”で生きてるような子供でした。

その頃、最も感動したのが“コロボックル”シリーズで、当然のように私は「コロボックルは実在してる」と信じてました。

寝ている間に部屋の中に出てきてるのも知っていたし、自分ひとりで部屋にいると、彼らがどこかからちきりんをじーっと見ているのも感じてた。学校の授業中にさえ何時間も、延々とコロボックル達の生活を夢想していました。

コロボックル物語(1) だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ)

コロボックル物語(1) だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ)



他にも、シリーズを全部読んだと思われるのが、こちら。

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)

  • 作者: P.L.トラヴァース,メアリー・シェパード,Pamela Lyndon Travers,林容吉
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/07/18
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 36回
  • この商品を含むブログ (38件) を見る

「いつ、うちにはメアリーポピンズがやってくるの???」ってずっと待ってた。


ちきりんは“ファンタジー小説家”という概念を信じていませんでした。だってそれらが「作られた、誰か人間に書かれた作品だ」なんて思ってなかったから。

これらは真実の記録であって、作家などという職業の大人が勝手に適当に書いたものだなんて想像もできなかった。


そしてファンタジーには往々にして、この世の真実が書いてある。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

あたしは“自分はモモだ!”と言い張っていた。いや実際、モモなんですよ、あたし。知ってました?



最後にこれ。どどん!

光車よ、まわれ! (ポプラ文庫ピュアフル)
天沢 退二郎
ポプラ社
売り上げランキング: 66,604


これ読まずして大人になったらあかんでしょ。読んでないまま大人になった人、手遅れにならないうちに読んだほうがいいです。一つ読むと、シリーズどんどん読みたくなります。

さあ、みんなで冒険だぁ!


★★★


そもそもね。「日本の将来が心配」とか「現実が暗すぎる・・」とか言う人って、なにを間違ってるかというと、そんな暗い現実をわざわざ見ていること自体が間違ってるんですよ。

んなもんイチイチ気にする必要はないんです。みんなで楽しく妄想の世界に生きればいいんだから。



子供はファンタジーの世界に、
お兄さんは二次元の世界に、
そしておばさんは韓国ドラマの世界に!



今日紹介した本、お子さまへのプレゼントとして最適なのはもちろん、大人にも夢を与えてくれます。


ファンタジーばんざい、そして、妄想万歳!
現実逃避も万々歳!


そんじゃーねー