2011-01-01から1年間の記事一覧

東京電力があたしと同じくらいアホな件

「お風呂に入ろう!」と思ってバスルームにいったら、バスタブに低濃度の汚染水が貯まってる上に、天井のバーには昨日の洗濯物がまだ干されてた。汚染水は(相対的には低濃度だと勝手に判断したから・・)こっそり海に流したけど洗濯物は別の場所に移動する…

福島市の方からのメール

先日の「原発の名前は変えたらどうだろ?」というエントリへの感想として、福島市にお住まいの20代の方からメールを頂きました。とても誠実ないい文章だなあと思ったことと、「現状を知って頂けたら幸いです。」と書かれていたので、私だけでなく多くの方に…

原発の名前は変えたらどうだろ?

堀江貴文さんのブログで、「ネーミングでの風評被害」というエントリを読んで、確かにそうかも、と思いました。簡単にいえば、災害や公害、事故が「地名で呼ばれると、長期間にわたり風評被害が残る」という話で、水俣病や四日市ぜんそくという名前だと、公…

動画で見る「ちきりんの日記」

先日、「休眠口座とか休眠宝くじとか」(こちら)というエントリを書いたところ、下記のようなツイートを頂きました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id…

「投票する側」ではなく「投票される側」の問題

東京都知事選で石原慎太郎氏が4選を果たしました。投票率は57.80%と、地震直後で選挙戦が盛り上がらなかったわりには高かったようです。前回より3.45%高いし、全員が新人候補で有権者の関心が非常に高かった12年前(石原氏当選一期目)の57.87%に近いです…

「最悪の事態」は福島ではなく。

昨夜の大きな余震は、変電施設や女川原発など福島以外の電力関連施設に被害を与えました。震災・原発事故に関して現時点で想定可能な「最悪の事態」は、「福島原発で何か起こること」ではありません。最悪の事態とは、数年以内に日本の別の場所で大地震が起…

エネルギー史における中東と先進国

原油が高騰してますねー。当然といえば当然。もう世界には石油しかないというこのタイミングで、産油国が政治不安にゆれているのですから。 ところで石油資源ってオイルショックの頃から「あと50年しか持たない」と言われ始めてました。1974年ー1979年、既に…

2020年代を楽しみに生きていこう!

日本の戦後を10年ごとにまとめてみた。 1940年代・・・「戦争と被占領の10年」 前半の5年は天皇裕仁氏が、後半の5年はマッカーサー(GHQ)が日本の神様でした。前半は「神国ニッポン」「軍国主義にっぽん」で、後半は「Democratized Japan」「Occupied Ja…

「そうだ、選挙、行こう」

福島原発が大変なことになり、昔からの原発反対論者の人が勢いづいています。彼らの多くは自衛隊にも大反対していたはずと思いますが、彼らが今それを言うことはありません。米軍の“思いやり予算”も先日、すんなりと可決・承認されました。これも同じで、原…

休眠口座とか休眠宝くじとか

「休眠口座」をご存じでしょうか。10年など長きにわたってなんの取引も行われないままの銀行口座のことです。「よく覚えてないけど、自分にもそういう口座があるかも?」という人もいるでしょう。小さい頃にお年玉用に作ってもらっていた口座、大学近くの銀…

「フクシマ以降」の時代

多くの人がいうように、日本の社会は3月11日を境にそれ以前とは異なるものになるでしょう。どのような点で変わると思うのか、ちきりんの意見をまとめておきます。 1.ジャパンブランドの深刻な毀損311の前、日本は世界が憧れる国でした。綺麗な空気、清潔な…

年功下落の時代へ!

日本国内で、主に20歳から39歳くらいの消費者に売れている商品やサービスを販売、提供している会社に勤めている場合、 <オヤジ世代> 1950年(戦後すぐ)からバブルピークの1989年あたりまでに働いていた世代 オヤジ:「わしらは必死で働いた。文句も言わず…

日本の将来

地震も津波も原発も放射能も怖いけど、日本の将来も結構怖いよ。下記は、過去から将来の日本の年齢別人口の推移 & 予想グラフです。直近の 2009年と 2050年の予想値を比較してみました。 まずは 20代と 30代の合計人口・・・2009年にくらべて 2050年は 49%…

“生活支援生産性”の高い街作り

「生産性」という言葉は「工場の生産性」とか「オペレーションの生産性」を指すのが一般的で、もっぱらビジネス分野で使われています。この「生産性」の概念、今後は福祉や支援の分野にも積極的に導入すべきだと以前から思っていたのですが、今回の震災で、…

“大混乱への便乗”の勧め

直接の被災地ではない東京も、電力不足、配送力不足、物資の不足、さらに買い占め騒ぎなどで混乱が続いている。で、どうせならこの混乱に便乗してもっといろんなことが起ってもいいと思った。 たとえば・・・ (1) 日本新聞協会のこの記事によると、今回の地…

首都大混乱 by 「計画停電」

今回の「計画停電」で、東京はプチパニック。月曜日の通勤時はどの駅も大混乱、昼間はインスタントラーメンやミネラルウォーターを買いだめするおばちゃんが街に溢れ、オフィス街には仕事そっちのけで懐中電灯と電池を探し回る会社員が多数出現しました。東…

03.11 大惨事とミラクル

地震の当日、3月11日の夜。午後10時を過ぎたころ、ホテルの方がロビーに小さなテレビを設置してくださった。私を含め、この時点では何が起こっているのか全く理解できてなかった人達が、寝ていた床からゆっくり起き上がってテレビの周りに集まった。私もく…

「イクメン」どころの騒ぎじゃない時代が来ます

日経新聞を読んでいると、企業が海外シフトを加速する様子が手に取るようにわかります。それに伴い、10年後に結婚する世代(今の高校生か大学生あたり)からは、結婚や働き方のスタイルも大きく変わるでしょう。 日本の消費市場は急速に縮小するため、今後も…

岡本太郎先生 生誕100周年!

本日の朝日新聞朝刊に『ゆるく考えよう』の広告が載りました。 まさか岡本太郎先生と並んで新聞に載る日がくるなんて・・・ これを見た時に思いました。もしも2年前に出版していたら、大大大好きな太宰治氏の生誕100周年だったわけで、もしかして彼と並んで…

政変は中国に飛び火するのか?

チュニジアに続きエジプトでも独裁体制が崩壊し、リビアは内戦状態に突入、サウジアラビアやバーレーンでもデモが始まりました。加えて韓国は“中東では民主化デモで独裁者が倒れているぜ!”などと書いた扇動ビラを北朝鮮にまき始め、中国でもデモの呼びかけ…

ブログとツイッター

ちきりんがツイッターを始めたのは去年の秋、会社を辞めた時なのでまだ半年ほどです。当時、「ツイッターを始めるとブログの更新が極端に少なくなる」ということが多くのブログで起っていたので、「私もツイッターを始めたらブログ書かなくなるかな?」と思…

ライターとカメラマン

職業として文章を書く人(広義のライター)と、写真を撮る人(カメラマン)って似てるよね。たとえばこんな↓感じで共通点が多い。 (1) 元々なりたい人が多くて供給過多 なところに (2) ネットインフラや簡易機材の進化で、ハイスキル素人が大量に市場参入 (3…

ツイッターはとても市場的

あたしは常々「ツイッターはすごく市場的だ」と言ってます。価値あることを呟いたりリツイートしていれば、無名の人でもフォロワーが増える。反対にそうでなければ、少々有名だったりテレビに出たりしていても、フォロワーは増えない。フォロワーの数は、そ…

“厳しいからやさしい”市場

先日の「就職できない若者は、地方議員への“選活”も視野にいれたら?」というエントリについて、fresh524 さんが水俣市のデータを示したブログを書いてくださったので リツイートし、ブログにも紹介した。そしたら翌日、下記のようにつぶやいてらした。昨日…

びっくりな地方議員の報酬

昨日のエントリに関連して、id:fresh524さんが、水俣市議のケースでデータを集めて下さいました。衝撃の内容ですね。。http://d.hatena.ne.jp/fresh524/20110219/1298110274 どこもかしこも、地方議員の給与は本当に高いです。 (2) 新宿区議でさえ、最低1400…

パンが無いならケーキを喰え的 立候補の勧め

先日、「地方議員って存在価値あるわけ?」というエントリを書きました。その後、こんな本が出てるのを見つけました。読んでみて、なるほど合理的だよねと思いました。先日のエントリでも触れたけど、小さな行政区の議員だとホントに少ない票数で当選できる…

ネットのちきりん・リアルな私

最近はフェースブックの流行で、“いよいよ日本もネット実名制?”と話題になっていますが、今日はちきりんのネット&リアルステイタスについて図表化してみました。 まずは6年前、2005年にちきりんはブログを始めました。当時は会社員だったので、図で表すと…

存在価値を問われる仲介業者=地方議員

先日、転職エージェントに関して「存在意義を問われる仲介業者」という趣旨のエントリを書きました。2月6日の名古屋・愛知のトリプル選挙で起ったことの意味も、それと同じでしょう。 まずはまとめから。 2月6日(日)、(1) 愛知県知事選、(2) 名古屋市長選…

人生を変えた一冊

お気づきの方もあるかもしれません。先日だした『ゆるく考えよう』の「おわりに」は、ちきりんから両親への感謝文です。 Amazon.co.jp: ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂) eBook : ちきりん: 本→ Kindle 版→ 楽天ブックス 私は父母…

永田洋子氏 死亡

永田洋子氏が亡くなった。 2011年2月5日夜、東京拘置所で享年65歳だって。ここ1年くらい危篤だと言われていたので驚きはないけれど。 「それ誰?」という人はこちらでもどうぞ。 Wikipedia 永田洋子 ちきりんはこの事件にものすごく興味があって、彼女が逮捕…