2010-01-01から1年間の記事一覧

情報商材のカテゴリー

“情報商材”っていうヤバ系のネット販売があるでしょ。あれのカテゴリー分けをやってみたです。抜けてたら後から追記します。 (1)儲かる系 例)FXの極意、株の極意、ギャンブルの極意 売り込み方) 「全く知識がなくても儲かる!」 「確実に儲かる!」 & …

結婚と恋愛のレート

一つ前のエントリで紹介した 堀井憲一郎氏の本にはユニークな洞察が満載なのですが、中でも特におもしろかったのがこの話。“80年代に女の子が恋愛のレートをあげて、結果としてみんな不幸になった” 堀井氏は、「 80年代に女の子はお姫様になった」と指摘。お…

若者殺しの時代

堀井憲一郎さんの「若者殺しの時代」を読んだ。堀井さんといえば、文春に連載の“ずんずん調査”というコラムが人気で、ちきりんも大好きだ。でも彼の本を読んだのは初めてで、ずんずん調査の方は“おちゃらけ感たっぷり”なのに、この本はらしくない怖いタイト…

変わる家族形態

“家族の形”について考えてみた。時代や社会情勢、経済状態によって、家族の形ってすごく大きく変わるよね。過去50年ほどをみてもそれがよくわかる。 高度成長期前には、日本の家族の形といえば、 ・3世帯同居=両親、長男夫婦、その子供 という形が一般的だ…

おちゃらけ社会派 練習問題

“おちゃらけ社会派ブログ”読者の皆様、こんにちは今日は、“新聞記事から、社会がどう変わって行くのかを読み取る練習”をしてみましょう。お子様のいらっしゃる方は、親子で一緒に取り組んでくださいね! なお、下記はすべて2010年8月14日(土)の日本経済新…

ファンタジーの世界に生きる

スタジオジブリ映画“借りぐらしのアリエッティ”の宣伝を見るたびに「コロボックルだ!」と思います。床の下に住む小人の物語りといえば、ちきりんにとっては“コロボックル”以外あり得ない。何を隠そう、“おちゃらけ社会派“になる前のちきりんは“キャリアウー…

“私的援助市場”にみる市場原理

世の中には様々な“市場”がありますが、規制が全くなく、マーケットメカニズムのみで動いている市場のひとつが「私的援助市場」です。ちなみに公的援助とは社会福祉のことで、こちらは“公”ですから市場原理は適用されません。しかし私的な援助市場、たとえば…

ブラボーな“シャガール展”

東京芸術大学の美術館で開催中の シャガール展を観てきました。今年はいい展覧会が多いですね。いくたびに「これが今年最高かも!」と思います。今年辺り開催のものは、多分リーマンショック前の企画なんだよね。だから“予算が潤沢です感”に溢れてます。 観…

組織目標と個人目標の順番

組織に所属する人は、「組織の目標達成にどれだけ貢献したか?」という視点で評価されます。企業が売上 100億円という目標をたてれば、部門目標はそれにそって決められます。営業部門は「組織全体で 100億円の売上を達成するため、去年より販売数を 2割アッ…

人生の有限感

堀江貴文さんの人生論を読みました。彼の生き方、考え方の基本がよくわかるおもしろい本でした。特に最初の方に“小さい頃に突然、人はいつか死ぬんだと意識した”とあったのが印象的でした。起業家の人でコレを言う人、多いですよね。 「人生論」 (ロング新書…

誰が何をネグレクト?

あなたは、 あなたの奥さんは あなたの娘さんは、 20代で結婚して、子供を2人産んで、離婚したら、母子で自活できますか?母親が売れっ子歌手やトップ女優でもないかぎり自活なんて無理だよね。本人の資質や努力、やる気なんて関係ありません。どんなに能力…

日本はアジアのイタリアに

2ヶ月ほど前に「日本の将来像をお選び頂けます」というエントリ(→こちら)で、ギリシャ、イタリア、イギリス、スウェーデン、アメリカの5つのモデルを挙げ、「日本の将来は、どれだと思いますか?」と書きました。そのエントリには「日本はどれを目指すべ…

維持費が蝕む自由

人間も会社も家族もコミュニティも、ビジネスもボランティア団体も国も軍隊も、持てば持つほど動けなくなります。現代の資本主義社会において、「持たずに生きる」ことがこれほどに難しいと痛感したのは、数年前に「持たない生活」を目指すようになってから…

縄文人の勝ち

中高年の代表的な口癖といえば、「最近の若いモンはだめだ。オレ達の若い頃はもっと大変だったし、もっと苦労した。それでもオレ達は頑張った。だからここまで来れたんだ。お前らも文句言わずに頑張れ」というパターンのものです。でもこれって、そう言って…

世界の都市人口ランキング

ライフネット生命の出口社長の本の中に、「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由作者: 出口治明出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2010/06/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 96回この商品を含むブログ (22件) を見…

少子化対策 貧乏になればいいのでは?

「経済的な問題で子供がもてない」と聞きます。若者の貧困が少子化の原因というような理屈もあるみたい。でも、これってほんとなの?世界全体でみれば、「貧しい国ほど、たくさん子供を産んでる」でしょ。基本、一人当たりGDPが高い先進国ほど出生率が低く、…

就職活動 今・昔・将来

近頃の新卒学生の就職活動はすごく大変なんだと聞いた。事故PR、じゃなかった、自己PRとかいう作文を書いて暗記していく必要があるらしいし、ネットで何十社もエントリーしたり、すぐに申し込まないと説明会もすぐに席が埋まってしまったりするらしい。大変…

改正貸金業法について

一ヶ月ほど前、6月18日に「改正貸金業法」が完全施行されました。2006年の12月に成立した法律で、最も重要な、 (1)上限金利の引き下げ (2)総量規制の導入 の適用が始まったのです。 これにより貸し出しの上限金利は20%となり、それ以上の利子は無効で刑事罰…

格差問題@一票の価値

今回の参議院選では、121の議席が改選されました。73名が選挙区、48名が比例区です。参院選の選挙区は一票の格差が衆院選より更に大きく、今回も鳥取県民は神奈川県民の5倍の権利を与えられました。実際に、神奈川県では70万票近くを獲得しながら落選した候…

変化

「変化が大好き」と常々ブログに書いているちきりんについて、 「ちきりんブログの大ファンです!」と言ってくださる方の中にも、 「ちきりんさんには、ずっと変らないでいて欲しい」と言われる方があり、ありゃりゃと思います。 変ることが嫌いな人、変るこ…

「能力のない人へ」ができるまで

今日は、先日書いた「能力のない人へ」というエントリができあがるまでのプロセスについて書いてみます。たまには“ちきりんブログの舞台裏”をお楽しみください。 きっかけは1ヶ月ほど前にみた“ガイアの夜明け”です。不振に陥った地方の旅館やホテルが、再建…

能力のない人へ

注意:このブログは“おちゃらけブログ”といいまして、笑い話が書いてあるブログですから、真に受けないように気をつけて下さい。 能力のない人へ アドバイス4つ アドバイス1)考える力のない人は、情報をため込みましょう自分は考える能力が弱い、思考力が…

組織度(大)から個人度(大)へ

それぞれの時代には固有の“組織度レベル”がある。組織度(大)から組織度(小)まで。組織度(小)のことを個人度(大)と呼んでもいい。時代の移り変わりとともに、この数値は“大から小”、“小から大”へと連続的に変化する。最初は大きな組織なんて存在しない…

ダムタイプ 古橋悌二氏  

“六本木クロッシング2010展”に行ってきました。最近、美術館観賞の記録などは別サイト(“ちきりんパーソナル”)に書いているので興味のある方はそちらをどうぞ。ここに書いくのは、その中で観たダム・タイプ(dumb type)が 1995年に上映した舞台の記録映像…

世界のお札から

皆様の多大なご協力により完成した“各国のお札の図柄一覧”、呼びかけ後あっという間に情報が集まってびっくり&感激しました。(前エントリはこちら) というわけで今日は“まとめ”を書いておきます。 下記をご覧ください。まず大きく分けると、お札に人物を…

伊藤博文がお札から消えたわけ

日本のお札の図柄は、2004年に樋口一葉が登場したり、(みんな忘れてるでしょ的な)2千円札が発行されたりと時々変更になってますが、特に注目すべきは 1984年の改定です。 額面 1984年10月まで 1984年(昭和59年)11月〜 2004年11月〜 一万円 聖徳太子 福沢諭…

本の感想)人間交際術

久しぶりにナイスな本に出会ったのでご紹介人間交際術 (智恵の贈り物)作者: アドルフ F.V.クニッゲ,服部千佳子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2010/05/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 114回この商品を含むブログ (14件) を見る ドイツの…

“所有”という時代遅れ

資本主義経済の特徴のひとつが「私有財産制」にあるように、これまでの経済発展の中では、「より豊かになる」とは「より多くを所有すること」でした。食料から始まって、衣服、家電、車、家、不動産、(一夫多妻制においては)妻、お金、会社(生産手段)と…

補足)自殺率国際比較

先日「自殺の男女格差」というエントリ(こちら)を書きました。そこでわかったのは、日本において、 (1)男性の自殺率は、女性の2.5倍以上である。 (2)男性の自殺は1998年以降急増しているが、女性の自殺は過去30年大きくは増えていない。 (3)経済的な問題と…

自殺にみる男女格差

自殺に関するデータを見ていたら、自殺って男女差がすごく大きいんだと知って驚きました。下記のグラフは、1978年から2009年まで、過去30年ほどの男女の自殺比率です。縦軸は「人口10万人当たりの自殺者数」で単位は“人”、青線が男性、赤線が女性です。一目…